- 6月 1, 2026
- 6月 6, 2026
プレコンセプションケアとは?「まだ妊活ではない」方にこそ知ってほしい体の整え方

院長の福井薫です。「将来、妊娠できるか少し不安で」「今のうちに体の状態を確認しておきたい」。そんな気持ちを抱えながらも、まだ妊活を始めるわけではないし、受診するほどでもないかと、そのままにされている方は少なくないように思います。
今回は、プレコンセプションケアという考え方についてまとめてみます。
プレコンセプションケアとは
プレコンセプションケアとは、妊娠を具体的に考え始める前の段階から、自分の体の状態を知り、必要であれば整えておく取り組みです。
妊娠や出産は、ある日突然始まるものではなく、日々の体の状態の延長線上にあります。ホルモンバランス、栄養状態、生活習慣など、それらの積み重ねが、いざというときの体のコンディションに影響します。
余裕のある時期に自分の体を一度見つめ直しておくことが、結果的に選択肢を広げることにつながります。
具体的には、何をするのか?
特別なことをするわけではありません。現在の体の状態を知ることが出発点です。
診察では、生理周期の確認、貧血の有無、ホルモンバランスの評価、感染症のチェックなどを行います。
必要に応じて、超音波で子宮・卵巣の状態を確認することもあります。検査の結果をもとに、生活習慣や栄養面でのアドバイスをお伝えし、必要があれば治療やサポートにつなげていきます。
費用について
プレコンセプションケアは自費診療です。費用はこちらでご確認ください。検査内容はご希望に応じてプランを選択できますので、費用面も含め、診察時にご相談ください。
なにか異常が見つかるかもと不安に感じる方もいらっしゃいますが、実際には「問題がないとわかって安心した」とおっしゃる方のほうが多いのが現状です。
こんな方におすすめです
プレコンセプションケアは、妊娠をすぐに考えている方だけでなく、以下のような方にも受けていただけます。
- 結婚や妊娠をなんとなく意識し始めた
- ピルや避妊リングを使っていて、やめた後の体が不安
- 年齢的にそろそろと感じているが、まだ具体的には考えていない
- 健康診断では異常なしだが、婦人科系を一度も調べたことがない
- パートナーと将来について話しはじめた
- 将来の妊娠について、漠然とした不安がある
プレコンセプションケアでは、症状があるから受診するだけでなく、今の自分の状態を把握しておきたいという目的での受診も、ごく自然な選択です。
「まだ妊活ではないのに、来てもよいのか」
この質問をよく受けます。もちろん来ていただいてかまいません。プレコンセプションケアは、なにかを決断しなければいけない場ではありません。
現在の体の状態を知り、必要があれば整えていく。その入り口として活用していただければ十分です。診察はご本人のご希望を伺いながら進めますので、いきなり多くの検査や治療を行うことはありません。
今の自分を知ることが、これからの選択肢を広げる
体調の変化をきっかけに受診される方も、とくに困っていないけれど確認しておきたいと来院される方も、どちらも自然なきっかけです。
将来のことがまだはっきり決まっていなくても、今の自分の体の状態を知っておくという選択は、これからの自分に対する投資といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それにしても、時期はずれの暑さが続いています。身体が夏の到来についていくのに、少し時間がかかりそうです。。。
今月の絵本

文責:宝塚かおるレディスクリニック院長・産婦人科専門医 福井薫 [院長プロフィール]